なぜマニーは見逃されて生き延びることができたのか 映画『バビロン』考察

こんにちは、映画好き大学生のらー@daigakuseieiga)です。

今回は映画『バビロン』について「マニーがマッケイに見逃されて生き延びることができた理由」を考察していきます。

マッケイに追われ、なぜか助かったマニー

裏社会のボスであるジェームズ・マッケイ(トビー・マグワイア)のカジノで多額の借金を抱えてしまったネリー・ラロイ(マーゴット・ロビー)を助けるために、マニー・トレス(ディエゴ・カルバ)は映画関係者であり売人でもある”伯爵”に頼んでお金を用意してもらいました。

しかし、そのお金は映画セット用の偽札であり、焦ったマニーは誤ってマッケイの部下を斧で倒してしまいました

この出来事によってマニーと伯爵はマッケイの放った刺客に追われる羽目になり、その後刺客は2人がいる男爵の家を見つけました。

刺客は銃で伯爵とそのルームメイトを葬り、マニーも絶体絶命のように思われました。

ですがマニーはなぜか見逃されてロサンゼルスを追放されるだけで済んだのでした。

なぜマニーは見逃された?

ただの映画関係者だから

意図せずとも偽札でマッケイを騙そうとして、その上マッケイの部下を亡き者にしてしまったのにも関わらず、どうしてマニーはマッケイの刺客に見逃されて生き延びることができたのでしょうか。

その理由として考えられることは2つあります。

1つ目の理由に「マニーはただの映画関係者だから」というものがあります。

マニーと伯爵がお金を届けにマッケイのもとを訪れたとき、伯爵はマッケイと顔馴染みのようでしたが、マニーとマッケイは初対面であり、マニーは自身のことを「映画会社の重役」とマッケイに言っていました。

よって、伯爵は売人であるため裏社会の人間ですが、マニーはただの映画関係者で表社会の人間ということになります。

そのため、マッケイは同じ裏社会の人間である伯爵が偽札作りを画策して、マニーはただ巻き込まれただけと考えたのかもしれません。

そして、主犯である伯爵には命を持って償わせ、巻き込まれたマニーはロサンゼルス追放だけで済ませるように自身が送った刺客に指示した可能性があります。

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ただ、こちらの記事でも話しているようにマッケイの刺客はマニーと同じ映画関係者であるネリーの命を奪ったと考えられるため、マニーに対して慈悲を見せる可能性は小さいと思われます。

ただのメキシコ人だから

そこで考えられる2つ目の理由が「マッケイの刺客がマニーをただのメキシコ人と勘違いしたから」というものです。

マッケイの本拠地を訪れたのはマニーと伯爵の2人であったため、おそらくマッケイは刺客に「2人の人物を始末するように」と伝え、マニーについて詳しく教えていなかったのでしょう。

そして、刺客が伯爵の家に来た時、そこにはマニー、伯爵、伯爵のルームメイトの3人がいました。

伯爵と伯爵のルームメイトは裏社会の人間であったため、刺客は即座に銃で撃ちました。

しかし、2人を人物を始末した後も部屋には「マニー」という刺客からしたら謎の男がいます。

この謎の男は「自分はただのメキシコ人だ」と主張しています。

この時、刺客はもしかしたら本当にマニーのことをその場に居合わせただけのただのメキシコ人だと思ったのかもしれません。

そして刺客はその場でマニーを始末することなく、顔と銃撃の現場を見られた関係からロサンゼルスに2度と踏み入らないようにマニーに言ったのでした。

おわりに

以上が「マニーがマッケイに見逃されて生き延びることができた理由」についての考察です。

どんな理由にせよ生き残ることができたマニーはラッキーでしたね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

当ブログ「男子大学生の映画部屋」ではこの他にも映画の感想や考察を紹介していますので映画好きの方もそうでない方も楽しんでもらえたら嬉しいです。

ではまた。

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