こんにちは、映画好き大学生のらー(@daigakuseieiga)です。
今回は2023年2月17日に公開の『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の予告を考察していきたいと思います。
考察するのは上の予告の10秒あたりの場面でスコット/アントマンとハイタッチしていた少年についてです。
なぜ主人公のスコットや重要な立ち位置にされるカーン(予告の最後に登場した男性)ではなくただの少年と思われるキャラクターに注目するのかというと、この少年がマイルズ・モラレスなのではないかとマーベルファンの間で話題になっているからです。
マイルズ・モラレスとはマーベルの原作コミックにおいてピーターパーカーとは別のもう一人のスパイダーマンとして活躍している人物です。
そんな重要キャラクターであるマイルズが『アントマン&ワスプ:クアントマニア』に登場するとなればビックニュースですが、一方であの少年は別の重要キャラクターなのではないかとも言われています。
それが予告編でも登場した重要人物のカーンです。
あの少年はマイルズなのか、それともカーンなのか、はたまた普通の少年なのか、それぞれの可能性を考察していきたいと思います。
あの少年がマイルズ・モラレスだと考えられる理由
ありがとうスパイダーマン!
まず、あの少年がマイルズ・モラレス/スパイダーマンである可能性を考察していきます。
あの少年がマイルズなのではないかと考えられる理由の1つが予告で市民が発した「ありがとうスパイダーマン!」というセリフです。
このセリフはスコット/アントマンをスパイダーマンと間違えてのものでしたが、本当にこのセリフはただの間違いなのでしょうか?
予告という短い映像の中にわざわざこのセリフを入れたということには何かしらの重要な意味があるのではないかとこれまでのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース、マーベル映画の一連のシリーズを指す)作品の傾向からすれば考えてしまいます。
そしてこの重要な意味というのが、セリフ中の「スパイダーマン」が少年のことを指しており、少年こそが次世代のスパイダーマンであるマイルズだという意味です。
流石にこれはこじつけなのではないかと考える方もいるかもしれません。
しかし、ここで大事なのが「ありがとうスパイダーマン!」というセリフが出てきた場所です。
もう一度予告を見てもらえれば分かるのですが、このセリフはスコットと少年がハイタッチをしてからわずか5秒後に発されているのです。
少年が登場したシーンとセリフが発されたシーンの間にワンカット挟まれてはいますが、少年のシーンとセリフのシーンがこの順番であって間に短い時間しかないということはやはり少年がマイルズである伏線なのではないかと考えてしまいます。
スパイダーマンからの伏線
そしてあの少年がマイルズであると考えられる理由がもう一つあります。
それは、これまでの『スパイダーマン』シリーズで少しずつマイルズが登場する伏線が貼られていたことです。
1つ目の伏線は『スパイダーマン:ホームカミング』にありました。
それが作中でピーター・パーカー/スパイダーマンに捕まっていたアーロン・デイビスという男が「自分には甥っ子がいる」と語っていたことです。
この甥っ子こそがマイルズであり、この時からマイルズが登場する伏線が貼られていました。
そして2つ目の伏線は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で登場しました。
この作品にはヴィランの1人であるマックス/エレクトロが登場するのですが、そこで彼が「スパイダーマンは黒人だと思っていた」という旨の発言をしていました。
この黒人のスパイダーマンというのがおそらくマイルズのことを指していると思われます。
このようにこれまでの『スパイダーマン』シリーズにはマイルズの登場をほのめかす伏線が貼られていました。
そしてこれらの伏線以外にも、明確な伏線とは言えないのですが少年がマイルズである可能性が考えられる伏線らしきものがあります。
それが今回の『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の予告でマイルズと考えられている人物が”少年”であるという点です。
なぜ”少年”であるということが重要なのかというと話は『アイアンマン2』にまで遡ります。
この作品においてアイアンマンのお面を被った1人の少年が登場しました。
そしてその少年こそが現在スパイダーマンとして活動しているピーター・パーカーであったと後のインタビューで明らかになったのです。
そのため、マーベルがこのことを活かして次のスパイダーマンであるマイルズも最初は少年の姿で登場させる可能性があるのです。
スパイダーバースが公開
また、ソニー・ピクチャーズの映画である『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が2023年6月2日にアメリカで公開されることも関係しているのではないかと考えられます。
映画の主人公はそう、マイルズです。
そして『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の全米公開日は2023年は2月17日であるため、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の公開に合わせてマイルズがアントマンでカメオ出演として登場する可能性があるのではないかと思います。
確かに『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』はソニー・ピクチャーズが権利を持つ作品なのですが、最近のディズニーとソニーの関係は良好であり、『スパイダーマン』シリーズや『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』でお互いのキャラクターを登場させたりもしているため、マイルズをMCU作品に登場させることも不可能ではないと考えられます。
また、これは今回の考察とは関係ないのですが、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の前作『スパイダーマン:スパイダーバース』には『スパイダーマン:ホームカミング』に登場したアーロン・デイビスも出てくるので気になる方は視聴してみてください。
あの少年がカーンだと考えられる理由
未来から現代に来たカーンの過去の姿
では次に少年がカーンである可能性を考察していきます。
まず考えられるのはあの少年が子どもの頃の姿のカーンだという可能性です。
カーンは原作コミックでは未来人という設定であり、タイムマシンを使うことが出来る人物です。
そのため、予告に出てきたカーンもおそらくタイムマシンで現代の量子世界にやってきたのでしょう。
そしてあの少年は子どもの頃のカーンがタイムマシンを使って現代にやってきた姿という可能性があります。
つまりあの少年は「未来から現代にタイムマシンでやってきた過去のカーン」という非常にややこしい人物であるという可能性があります。
原作コミックではカーンはたくさん存在するため少年がカーンである場合、そのうちの1人がスコットを観察するために現代にやってきたのではないかと思います。
アントマンのリュック
そしてあの少年がマイルズではなくカーンであると考えられる理由がもう1つあります。
それは予告で少年がアントマンがプリントされたリュックを持っていたことです。
少年がマイルズであるとすれば持っているリュックはおそらくスパイダーマンがプリントされたものであるはずです。
そのため、アントマンのリュックを持っていたということは少年がマイルズ以外の別の人物であることを表しているのではないかと考えられます。
そしてその別の人物の中で最も可能性が高いと考えられるのがカーンです。
なぜならカーンはタイムマシンによって時間を操ることのできる人物であるからです。
この時間を操作できるという設定を活かす手法として、子どもと大人の姿で同じ映画に登場させるということが考えられます。
そのため少年はカーンなのではないかと思われます。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
あの少年はマイルズなのか、カーンなのか非常に気になりますね。
もちろんただの少年という可能性もあるのですが、個人的にはやはり予告に出したということに何らかの意味があると思いますので映画館で真相を知れるのを楽しみにしています。
当ブログ「男子大学生の映画部屋」ではこの他にも映画の感想や考察を紹介していますので映画好きの方もそうでない方も楽しんでもらえたら嬉しいです。
ではまた。